Ken Ishii / Echo Exit

Echo Exit

ken ishii - echo exit.

作品との出会い

高校1年の夏前、初めて千葉のディスクユニオンで買ったアルバム(マキシシングル)。中古で1000円くらいだった。もともとゲーム少年だった自分が水口哲也の Rez(PS2,DC,後にXBOX360にも移植) に出会った衝撃で、その中のだれかということで探していて出会ったのが Ken Ishii だった。そういう意味ではその後すぐに Oval とか探し求めたのはある意味必然ではあった。

やはり初期のKen Ishii はイケてる

いちおう最近になって Ken Ishii 関係の作品はあらかた聴いてみたけど、やっぱりデビュー当時から Jelly Tones にかけての作品まわりが一番好きだなぁ。Sleeping Madness あたりも悪くないしほかも悪くないんだけど、もうちょっとチープな音で内反的な音作りをしているころの方がおれは好きだ。そういう意味ではデビュー当時とかあと Innerelements あたりも好きだけど、まあそれはおいおい。
この作品自体は 1995年まわりの Jelly Tones まわりのプロジェクトの作品。Jelly Tones→Stretch→Circular Motion→Echo Exit って感じだっけ。詳しくは知らないけど。
この作品は後の Metal Blue America に繋がるかのようなわりとアッパーなところはあるけど(おそらくギター的リフ的なサウンド)、それでもまだ Jelly Tones プロジェクトの作品的な音作りをしているのが好きだなぁ。そこらへんのブレンドを聴けるという意味ではある意味貴重な時期だったのかもしれない。まあとにかく出会った当初はもう「そこらへんのポップスとかロックとかよく知らないけど、これはスゲーイケてるぜ」って内心思ってましたね。もちろん話し相手なんていなかったんですけど。
ちなみにマキシシングルとしてリミックスがほかにいろいろ収録されてるけど、それらはあんまり聴いていない。自分が妙に原作信者な部分があるのかしらないけど、どうもなんとなく。しかしやはりオリジナルの Echo Exit いいね。

オチなんてないけど

今考えてみるとアッパーに振りきれる前の、しかしまだ初期の内反的なミニマルなさじ加減がうまく合わさったいい作品ですね。