凛として時雨 / just A moment
- アーティスト: 凛として時雨
- 出版社/メーカー: SMA(SME)(M)
- 発売日: 2009/05/13
- メディア: CD
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凛として時雨 『JPOP Xfile』
Member
TK(gt&vo)
345(ba&vo)
ピエール中野(dr)
Number
2009/5/13
1. ハカイヨノユメ
2. Hysteric phase show
3. Tremolo+A
4. JPOP Xfile
5. a 7days wonder
6. a over die
7. Telecastic fake show
8. seacret cm
9. moment A rhythm (short ver.)
10. mib126
なんとなしに手にとったアルバムだった
凛として時雨を知ったのはなぜだったのかはわからないし、なんで聞こうかと思ったのかもわからない。たしか大学4,5年ごろ久々に Janis にきたときに入店して目の前にある特集的な棚からてきとうになんとなく選んで手にとったのだった。それがこうにも自分にとってアガるバンドだとは知りもしなかった。
突き抜けるような絶叫と、高音、そこに導かれるのはおそらく灰野敬二
自分があまりに灰野敬二が好きすぎてそういうボイスパフォーマンスをついつい練習してしまってまあそれなりに出るようになってしまったのだが、それに通じる高音のシャウトがアツいバンドだ。3ピースとは思えなくらいの高密度で、これだけのことを成し遂げるのだからすごい。たしかどこかのインタビューで「最初はここまで高音になる予定はなかったんですけど、流れでw」みたいなのをみかけた気がしたんだけど、それがいい感じにアツいロックサウンドとなにかこう現代的な空気感がアツい*1。
インディーズの頃とか、バンドがどうこうとかは知らない。けどほどよくアツい
自分は基本的には関連書籍やインタビューを読んでどうこうってのはあんまりなくて、ひたすらアルバム単体を聴きまくっている。音楽と演劇と映像と朗読などが分離された近代以後を生きている申し子みたいに、音単体を聞くことが多い。ジャケも歌詞もそんなに重視してない。だからロキノンだとかカルチャー方面からはいる人とかとはまた系譜が違うんだろう。いままで聴いてきたアルバムや音楽量に対して、ライブに行ってない方だと思う。舞台装置とは切り離されて音そのものを聞いている事が多い。そういう意味ではそれなりに偏った聞き方をしている。自分にとって凛として時雨というバンドがここまで突き刺さったのはたぶんそういうサウンドそのものが刺さったからなんだろう。ジャケも歌詞もパフォーマンスもインタビューも抜きで聴いてる。
アルバムとしての完成度も楽曲としての完成度も高い
メジャーデビューアルバムでかつスタジオ録音だからそれなりにかけているというのもあるんだろうが、それにしても完成度たかいなーって感心する。凛として時雨については今のところこのアルバム含めて4枚もっててどれも完成度高いけど、このアルバムはバランスが良いつくりになっていると感じる。簡単に言うと、聴きやすい。とっつきやすい。たぶん中学生の頃に聴かせたらハマっただろうなー。もちろんいまでも好きだけど。